インプラント
歯を失った場所のあごの骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療です。まわりの歯を削らずに、自分の歯に近いかみ心地を取り戻せることが特長です。
すすめない、という選択肢も含めてご相談ください
インプラントは、失った歯を補う方法のひとつです。まわりの歯を削らずにすみ、かみ心地の面でも優れていますが、手術が必要で、費用もかかります。
当院では、入れ歯やブリッジとの違い、それぞれの利点・欠点をご説明したうえで、ご希望とお口の状態に合った方法を一緒に考えます。骨の状態や全身の状態によっては、インプラントをおすすめしないこともあります。
治療は、オステムインプラントマスターコースを修了し、国際歯科インプラント協会(IDIA)フェローの認定を受けた歯科医師が担当します。
当院のインプラント治療
安全のためにしていることを、具体的にお伝えします。
歯科用CTで立体的に診る
あごの骨の厚みと高さ、神経や血管の位置は、平面のレントゲンではわかりません。歯科用CTで立体的に確認したうえで、埋め込む位置と深さを決めます。
手術用ガイドを使う
CTのデータから、計画した位置に導くためのガイドを作製します。当院ではガイドの費用を治療費に含めています。
実績のあるメーカーを選ぶ
ストローマン社(スイス)とオステム社のインプラント体を使用しています。長く使うものだからこそ、部品の入手や将来の対応まで見て選んでいます。
治療の流れ
ご相談から人工の歯の装着まで、おおよそ3〜10か月です。
- 01
ご相談・お口の診査
お困りのことをうかがい、失った歯の周囲や残っている歯の状態を確認します。インプラント・ブリッジ・入れ歯のそれぞれの利点と欠点をご説明し、ご希望をうかがいます。
- 02
CTによる精密検査と診断
歯科用CTで、あごの骨の厚み・高さ、神経や血管の位置を立体的に確認します。骨の量が足りない場合や、全身の状態によっては、インプラント以外の方法をおすすめすることもあります。
- 03
治療計画のご説明
埋め込む位置と本数、期間、費用、起こりうるリスクをご説明します。ご納得いただけない場合に、無理におすすめすることはありません。
- 04
一次手術(インプラント体の埋入)
CTのデータから作った手術用ガイドを使い、計画した位置にインプラント体を埋め込みます。局所麻酔で行い、多くの場合1時間程度です。骨の量が足りない場合は、骨を増やす処置(骨造成)を併用します。
- 05
治癒期間
骨とインプラントが結合するまで、数か月お待ちいただきます。この間も仮の歯でお過ごしいただけます。
- 06
人工の歯の装着
型取りをして、かみ合わせと見た目を整えた人工の歯を装着します。
- 07
メインテナンス
インプラントは、むし歯にはなりませんが歯周病に似た炎症(インプラント周囲炎)を起こすことがあります。定期的なメインテナンスが、長く使い続けるための条件です。
費用と、始める前にお伝えすること
インプラント治療は公的医療保険が適用されない自由診療です。
- 治療内容
- あごの骨に人工歯根(インプラント体)を埋め込む手術を行い、骨と結合した後に人工の歯を装着します。インプラント体は世界的に実績のあるメーカー(ストローマン社・オステム社)のものを使用しています。
- 標準的な費用(税込)
- 1本あたり総額 456,500円(CT診断・手術・インプラント体・人工の歯・手術用ガイドの費用を含む)。骨を増やす処置(骨造成)が必要な場合は別途 55,000円〜かかります。症例や難易度により変動する場合があります。
- 治療期間・回数
- おおよそ3〜10か月、通院5〜10回程度。骨とインプラントが結合するまでの期間には個人差があります。
- 主なリスク・副作用
- 手術後の腫れ・痛み・出血、まれに神経の損傷や感染が起こる可能性があります。骨の量や全身の状態によっては治療を受けられない場合があります。また、治療後も定期的なメインテナンスを続けないと、インプラント周囲炎(歯周病に似た炎症)により脱落することがあります。
よくあるご質問
- 手術は痛いですか?
- 手術中は局所麻酔をしますので、痛みを感じにくい状態で行います。麻酔が切れたあとの痛みや腫れには個人差があり、痛み止めをお出しします。
- どのメーカーのインプラントを使いますか?
- 世界的に実績のあるストローマン社(スイス)とオステム社のインプラント体を使用しています。お口の状態に合わせて選択します。
- 骨が少ないと言われたことがありますが、できますか?
- CTで骨の量を確認したうえで判断します。足りない場合は骨を増やす処置(骨造成)を併用できることがありますが、状態によってはインプラント以外の方法をおすすめします。
- 入れ歯やブリッジと、どう違いますか?
- ブリッジは両隣の健康な歯を削る必要があり、入れ歯は取り外しと違和感があります。インプラントはまわりの歯を削らず、自分の歯に近いかみ心地を得られますが、手術が必要で費用も高くなります。それぞれの利点・欠点をご説明したうえで、一緒に選びます。
- どのくらい長持ちしますか?
- お口の清掃状態と定期的なメインテナンスによって大きく変わります。手入れが不十分だとインプラント周囲炎により脱落することがあります。長く使うためのメインテナンスまで含めてお受けしています。
- 誰でも受けられますか?
- 骨の量や全身の状態(糖尿病などの持病、服用中のお薬)によっては、お受けいただけない場合があります。まず検査でご確認ください。
「自分にできるのか知りたい」という段階でのご相談も歓迎します。
